ブログを運営していると、壁にぶち当たることがありますよね。
そうです、「記事を検索上位表示できない」という問題です。
そしてブログテンプレートを変更すればSEOに強くなるのではと「seo 強い テーマ」なんかで検索してしまいます。
みんなが通る道ですよね。
私もテーマ選びで本当に悩みました。
SEOに強いテーマなんて本当に存在するのか。
ここでは、SEOに強いと言われているテーマとはどんなものか、実際にSEOに強いテーマが存在するのかについてお伝えしています。
結論からお伝えすると、「SEOに強いテーマは存在しませんが、弱いテーマは存在する」ということです。
SEOとは
テーマのお話の前に、SEOとは何かについて簡単に触れておきます。
SEOとは、簡単に言えば「検索結果で上位に表示させるための施策」のことです。
検索エンジンと言えばgoogleが有名ですが、他にもあります。

上の図は2019年3月時点の日本でのサーチエンジンのシェアですが、googleとyahooを合わせて97%ものシェアを握っています。
さらに、yahooはGoogleのエンジンを利用しているので実質的にgoogleのロジックで検索結果は出されていると考えて問題ありません。
つまり、今の日本でのSEO対策とはgoogle対策をすることと同じなのです。
googleの検索結果の対策ルール
SEO対策の具体的な方法ですが、一般的な考え方をgoogleが「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」示しています。
- Google がコンテンツを見つけられるようにする
- クロール対象外のページを Google に指示する
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
- Google 検索結果での表示を管理する
- サイトの階層を整理する
- コンテンツを最適化する
- 画像を最適化する
- サイトをモバイルフレンドリーにする
- ウェブサイトを宣伝する
- 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
これらを実践することが検索結果の上位に表示されるために必要な基本的な作業ということになります。
SEOに強いと言われるテーマ4つのポイント
ここでは、一般的にSEOに強いと言われるテーマが備えている機能について簡単にまとめています。
ここでは、個別の内容について詳細な説明はしていません。
用語についてわからないという人は、別途調べてみてください。
① 正しくGoogleに伝わる文法で作られている
先ほどお伝えしたGoogle対策のうちの次の項目についての対策になります。
- Google がコンテンツを見つけられるようにする
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
- Google 検索結果での表示を管理する
Googleはプログラムを使ってあなたのブログを評価しています。
そのため、ロボットでも理解できるように正しい文法でブログが構築されているかが重要になります。
例えば、ロゴやサイトタイトル、ページ内の見出しが適正に配置されているか、パンくずリストなどの構造化データを使ってサイト設計をわかりやすく伝えているかなどのことです。
検索エンジンが判断できるルールでコードが記述されているテーマを使うことでgoogleなどの検索エンジンにブログ内容をしっかりアピールすることができます。
- html5/CSS3に準拠している
- W3CのHTML/CSS文法チェッカーでエラーがない
- 構造化データマークアップ(schema.org)
- リッチスニペットにも対応
② 高速化のための施策がされている
先ほどお伝えしたGoogle対策には該当しませんが、グーグルの「ウェブマスターセントラルブログ」で、2018年7月からモバイルでのページ速度が、モバイル検索結果の採点要素になることを発表しました。
人々はできるだけ早く質問に対する回答を見つけることができるようにしたいと考えています。研究によれば、人々はページのスピードを本当に気にしています。スピードはしばらくの間ランク付けに使用されていましたが、その信号はデスクトップ検索に集中していました。今日では、2018年7月からページ速度がモバイル検索のランキング要素となることを発表しています。
とあります。
ページの高速化に対応するには、HTMLやCSSをできるだけ軽量にしたり、画像の容量を軽くするのが有効です。
テーマによってはプラグインを使用せずとも、サイトの表示速度を向上させる機能を持っているものがあります。
この項目の評価にgoogleの「PageSpeed Insights」のテスト結果をアピールしていることが多くあります。
- HTML、CSS、Javascript の静的圧縮・結合
- CSS、Javascript の非同期読み込み
- ブラウザキャッシュ
- Gzip圧縮
④ モバイルフレンドリーである
先ほどお伝えしたGoogle対策のうちの次の項目についての対策になります。
現在では、パソコンからwebサイトを閲覧するよりもスマホなどのモバイル端末から閲覧されることが多くなりました。
そのため、モバイル端末から閲覧したときに見やすいデザインになっていることがとても重要です。
テーマの機能として、パソコンからの閲覧者にもスマホからの閲覧者にも、それぞれ適切な表示や高速表示ができると評価が上がります。
- レスポンシブ
- AMP対応
- PWA対応
ユーザーが設定できるSEO項目が用意されている
先ほどお伝えしたGoogle対策のうちの次の項目についての対策になります。
- クロール対象外のページを Google に指示する
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
検索結果に表示されるのは、ページタイトルの他にもページの要約が表示することで訪問者が内容を把握できるためSEO上でも効果があります。
このページの要約を指定するのには「meta description」という項目を設定しておく必要があります。
また、記事を書いたものの、プロフィールページやプライバシーポリシーなど検索ロボットに評価してほしくないページがあることがあります。
検索エンジンに評価してほしくない場合は「noindex」や「nofollow」といったコードを記述しておく必要があります。
他にも、重複するような記事を書いてしまった場合には「canonical」、ページが移転したことを知らせるためには「redirect」などを使って検索エンジンに知らせることが必要です。
これらの設定をページ単位やカテゴリページにまで、ユーザーが設定できるようにされているテーマなら細やかな対応をすることができます。
- index/noindex
- meta description
- canonical
【結論】SEOに強いテーマはなく、弱いテーマが存在する
日本では「SEO対策 ≒ google対策」ということをお伝えしました。
そして、google対策に必要なことは「googleのルールに従ったサイト作成」ということがわかりました。
その中で具体的な対策は
- googleのルールに則ったテーマの作りになっていること
- ページ内容をgoogleに正確に伝えられるような設定項目が用意されていること
の2つです。
これをまとめると、「テーマがgoogleのルールに則っていることは今やあたり前のこと」なのです。
逆にこの基本ができていないテーマはSEOに弱いということになります。
つまり、SEOに強いテーマというのは存在せず、逆にSEOに弱いテーマは存在するということになります。
このテーマを使えばSEOに強く上位表示ができるというものはありません。
さらに、SEOを強くするのはテーマよりもあなたの記事内での記述やコンテンツ内容を重視する必要があります。
SEOに必要な機能と、コンテンツ内容を充実させるための機能を備えているテーマはやはり有料テーマに多くあります。
当サイトでは、おすすめしたい有料テーマを紹介しています。
よろしければ参考にしてみてください。