レンタルサーバーを契約してみたものの設定項目は多いし、何をしたらいいのかわからないなんて思ったことはないですか?

レンタルサーバーの管理ツールの使い勝手って結構重要なんですよね。
サーバー管理ソフト「cPanel」
cPanelはもともとSpeed Hosting社用のコントロールパネルとしてデザインされたサーバー管理用のアプリケーションで、メールやFTPアカウント・メーリングリスト等の管理など多くの操作を行うために提供するコントロールパネルです。

本来は専用サーバーのためのもの
もともとサーバー管理ソフトは、専用サーバーなどサーバー全体を管理するためのソフトです。
サーバーを使って何かサービスをしたり、社内のサーバーを管理したり、つまり「一般の個人が使用するソフトではなかった」ようなものです。
なぜ個人がcPanelを使うようになったのか
サーバー1台をまるごと借りる「専用サーバー」というサービスがあります。
高額なサービスなので、企業が利用したり、ウェブ開発業者などがクライアントのサーバーを運用するために借りることが多かったのですが、専用サーバーの料金がどんどん安くなっていったり、VPSと呼ばれる仮想サーバーを丸ごと借りるサービスなども進んでいきました。
そんなことがどんどん進んでいって、今では個人がウェブサイトを運営するために仮想サーバーを1台借りるVPSと、昔からの共用サーバーとの間のようなサービスが月額1000円未満という安さで提供されるようになってきました。
それからは個人が使うサービスでもこのcPanelがサーバー管理ソフトとして使われることが増えてきました。
ものすごい多機能
具体的にどんなことができるのか。
例として、cPanelを使用している個人向けのレンタルサーバー「JETBOY」の画面を使って見ていきたいと思います。
ファイル
データベース
ドメイン
電子メール
セキュリティ
メトリック
詳細
ソフトウェア
基本設定
アプリケーション
初心者は混乱してしまうだけ
大は小を兼ねるというわけではないですが、たしかに多くのことができた方が良いのは間違いありません。
しかし、サーバーというものを熟知していない初心者にとっては、「自分は何をすれば良いのか」「足りない設定はないだろうか」などと不安に思うことが多いでしょう。
用語そのものを知らないということも多いです。
数年間ブログ運営したことのある管理人でも、手さぐりで試しているような状況です。
中級から上級者にとっては便利なソフト
「cronジョブ」や「DNSレコード」、「Ruby」や「リダイレクト」などなど、普通の初心者が利用しない機能を管理することができるというメリットは確かにあります。
もともとがサーバー丸ごと管理するためのソフトだから、当然と言えば当然です。
安く高機能なサーバーを利用できるようになった今だから、技術や知識を持った人が新しいサービスを始めたりということは大きなメリットにはなります。
しかし、初心者には「宝の持ち腐れ」と同時に設定誤りなどの「危険なもの」にもなりかねないというふうにも感じました。
初心者はcPanelよりも機能を簡素化したツールを提供してるレンタルサーバーを選ぶべきです。